８月１９日はミシャの記念日だ

　北海道コンサドーレ札幌は８月２５日午後７時からアウエーで清水エスパルスと２戦目を戦う。今季リーグ３戦目の札幌ドーム開幕戦で１−３の負けを喫した。リーグはすでに２巡目の第２４節を迎えコンサドは連敗をしていない。当然お返しのパターンを考えなくてはならないが、清水はワールドカップ終了後にＦＷドウグラス（３０＝ブラジル出身・元サンフレッチェ広島）を獲得した。

　これまでのＦＷ北川航也、金子翔太に今季新加入のクリスランが加わり、さらにドウグラスと、Ｊリーグのトップクラスの得点力をこれから発揮しそう。

　ゲーム内容を見ると、３連敗の後、１９日にホーム・アイスタで浦和レッズ、２５日にコンサドーレを迎えることになる。清水は２０１５年にＪ２降格するなど近年連続の「残留争い」を抜け出せるのかは、今季から率いるヤン・ヨンソン監督と、このホーム２連戦に懸かっているといっても過言ではない。


　【札幌の秘策】札幌は６位まで順位を下げているが、４位から９位までが勝ち点３３から３１で（８月１８日現在）並んでいる。　

　ここまで書いてホームでの１９日の対ＦＣ東京戦を札幌ドームに見に行った。１９９６年からコンサドーレのホームゲームを１試合も欠かさず見ている。前半０−２とリードされたコンサドに変な予感がした。ＦＷのジェイ・都倉賢・チャナティップの３人と背番号１４の駒井善成が異常に「攻めの形」を崩さない。案の定、後半２７分までに立て続けに３得点し逆転した。ペトロビッチ監督の歓喜に満ちたピッチの雄叫び。記者会見で「こんな勝利が私の理想。もっと上は５対３かな」。

　この勝利で来日外国人監督勝利数１７４勝になり、ネルシーニョ監督（６８）のこれまでの最多記録を更新した。「そんなことより今日のような得点が私の望むところ」と言い切った。

　清水戦はチャナティップが出場停止だ。中５日のアウエーでの快勝を期待する。