北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るルヴァンカップ準々決勝第２戦（９月８日）、横浜ＦＭに勝利も４強ならず
24･09･11
上写真／前列左からＦＷスパチョーク、ＭＦ菅、青木、田中宏、駒井、後列左からＧＫ菅野（１番）、ＦＷ鈴木、ＤＦ高尾、中村、ＭＦ馬場、ＤＦ岡村、大敗した第１戦からは６選手が代わり、前節１日のリーグ戦川崎戦で勝利した鈴木、スパチョークの２トップとした
（写真は９月８日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
９月８日、大和ハウス プレミストドームで行われたＪリーグＹＢＣルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝第２戦、北海道コンサドーレ札幌対横浜Ｆ・マリノスの試合は、札幌が３−１のスコアで勝利し１勝１敗とするも、２戦合計４−７で敗れた。
アウエーの第１戦を１−６のスコアで落としている札幌。ホームでの逆襲が注目される中、１０，９３０人がつめかけた。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、岡村大八、中村桐耶。ＭＦ田中宏武、馬場晴也、菅大輝、駒井善成、青木亮太。ＦＷ鈴木武蔵、スパチョーク。控えは、 ＧＫ児玉潤、ＤＦパク・ミンギュ、ＭＦ原康介、田中克幸、フランシス・カン、深井一希、小林祐希、ＦＷアマドゥ・バカヨコ、ジョルディ・サンチェス。
横浜ＦＭの先発は、ＧＫポープ・ウィリアム、ＤＦ松原健、上島拓巳、エドゥアルド、永戸勝也。ＭＦ渡辺皓太、山根陸、西村拓真。ＦＷヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベル。控えは、ＧＫ寺門陸、ＤＦ加藤蓮、小池裕太、渡邊泰基、本間ジャスティン、ＭＦ天野純、榊原彗悟、ＦＷ植中朝日、水沼宏太。
試合は１４時３分、横浜ＦＭボールでキックオフ。開始から横浜ＦＭの強力３トップ、Ｙマテウス、Ａロペス、エウベルが札幌ゴールに向かってくる。
札幌も１０分過ぎから攻撃の形が見え、１０分にＭＦ青木のミドルシュート、１３分にもＭＦ駒井のドリブルからのシュートも、横浜ＦＭのＧＫポープ・ウィリアムにセーブされた。
試合を先に動かしたのはアウエーの横浜ＦＭ。１４分、横浜ＦＭの自陣深くからＤＦエドゥアルドの低弾道ロングスルーパスがピッチを縦断。右から抜け出たＹマテウスがドリブルでペナルティエリア中央に進入し左足で先制点を奪った。
失点後も札幌は引くことはなく一進一退の展開。前半は互いにシュート６本ずつでポゼッションもほぼ互角の中、札幌１点ビハインドで後半へ。
後半の開始から札幌は田中宏→Ａバカヨコ、中村→パク・ミンギュの２枚替えで同点を狙う。キックオフから札幌が攻勢を強め、後半３分に同点ゴールが生まれる。後半から右サイドに変わっていたＭＦ菅がカットインで中央に切り込み得意の左足ミドルでゴール左隅に沈めた。
逆転を狙う札幌は９分にスパチョークに代え小林を投入。スコアが動かないと見ると２７分に鈴木からＪサンチェスに託した。
すると３２分、札幌が狙い通りの逆転に成功する。左サイドのペナルティエリア手前からＭＦ青木が逆サイドに柔らかいクロス。右奥に走り込んだ菅は角度の無いところから左足アウトサイドでゴールに流し込み２−１とした。
この日のハイライトは３８分。馬場に代わって、けがで長期離脱していたＭＦ深井が入るとホームサポーターは大歓声。チームも勢いに乗った。
押せ押せムードの札幌は４８分に試合を決める。左コーナーキックから深井が頭で競ったこぼれ球をＪサンチェスが一度右足でシュート。混戦から跳ね返ったボールをＪサンチェスが今度は左足を振り抜きゴールを射抜いた。
このまま札幌は３−１のスコアで勝利。ルヴァン杯４強進出はならなかったが、難敵横浜ＦＭに借りを返す１勝が、残留を争うリーグ戦に勢いをもたらすだろう。
札幌の次戦、明治安田Ｊ１第３０節東京ヴェルディ戦は、９月１４日午後２時からホームの大和ハウス プレミストドームで行われる。
（写真は９月８日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
９月８日、大和ハウス プレミストドームで行われたＪリーグＹＢＣルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝第２戦、北海道コンサドーレ札幌対横浜Ｆ・マリノスの試合は、札幌が３−１のスコアで勝利し１勝１敗とするも、２戦合計４−７で敗れた。
アウエーの第１戦を１−６のスコアで落としている札幌。ホームでの逆襲が注目される中、１０，９３０人がつめかけた。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、岡村大八、中村桐耶。ＭＦ田中宏武、馬場晴也、菅大輝、駒井善成、青木亮太。ＦＷ鈴木武蔵、スパチョーク。控えは、 ＧＫ児玉潤、ＤＦパク・ミンギュ、ＭＦ原康介、田中克幸、フランシス・カン、深井一希、小林祐希、ＦＷアマドゥ・バカヨコ、ジョルディ・サンチェス。
横浜ＦＭの先発は、ＧＫポープ・ウィリアム、ＤＦ松原健、上島拓巳、エドゥアルド、永戸勝也。ＭＦ渡辺皓太、山根陸、西村拓真。ＦＷヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベル。控えは、ＧＫ寺門陸、ＤＦ加藤蓮、小池裕太、渡邊泰基、本間ジャスティン、ＭＦ天野純、榊原彗悟、ＦＷ植中朝日、水沼宏太。
試合は１４時３分、横浜ＦＭボールでキックオフ。開始から横浜ＦＭの強力３トップ、Ｙマテウス、Ａロペス、エウベルが札幌ゴールに向かってくる。
札幌も１０分過ぎから攻撃の形が見え、１０分にＭＦ青木のミドルシュート、１３分にもＭＦ駒井のドリブルからのシュートも、横浜ＦＭのＧＫポープ・ウィリアムにセーブされた。
試合を先に動かしたのはアウエーの横浜ＦＭ。１４分、横浜ＦＭの自陣深くからＤＦエドゥアルドの低弾道ロングスルーパスがピッチを縦断。右から抜け出たＹマテウスがドリブルでペナルティエリア中央に進入し左足で先制点を奪った。
失点後も札幌は引くことはなく一進一退の展開。前半は互いにシュート６本ずつでポゼッションもほぼ互角の中、札幌１点ビハインドで後半へ。
後半の開始から札幌は田中宏→Ａバカヨコ、中村→パク・ミンギュの２枚替えで同点を狙う。キックオフから札幌が攻勢を強め、後半３分に同点ゴールが生まれる。後半から右サイドに変わっていたＭＦ菅がカットインで中央に切り込み得意の左足ミドルでゴール左隅に沈めた。
逆転を狙う札幌は９分にスパチョークに代え小林を投入。スコアが動かないと見ると２７分に鈴木からＪサンチェスに託した。
すると３２分、札幌が狙い通りの逆転に成功する。左サイドのペナルティエリア手前からＭＦ青木が逆サイドに柔らかいクロス。右奥に走り込んだ菅は角度の無いところから左足アウトサイドでゴールに流し込み２−１とした。
この日のハイライトは３８分。馬場に代わって、けがで長期離脱していたＭＦ深井が入るとホームサポーターは大歓声。チームも勢いに乗った。
押せ押せムードの札幌は４８分に試合を決める。左コーナーキックから深井が頭で競ったこぼれ球をＪサンチェスが一度右足でシュート。混戦から跳ね返ったボールをＪサンチェスが今度は左足を振り抜きゴールを射抜いた。
このまま札幌は３−１のスコアで勝利。ルヴァン杯４強進出はならなかったが、難敵横浜ＦＭに借りを返す１勝が、残留を争うリーグ戦に勢いをもたらすだろう。
札幌の次戦、明治安田Ｊ１第３０節東京ヴェルディ戦は、９月１４日午後２時からホームの大和ハウス プレミストドームで行われる。
上：上段写真／前半１４分、横浜ＦＭのＤＦエドゥアルドの自陣からのロングフィードを受けたＦＷヤン・マテウス（左）がドリブルで持ち込み、札幌ＧＫ菅野との１対１を難なく制し先制ゴールを決める、手前８８番ＭＦ馬場、１１番青木
上：下段写真／前半１４分、先制ゴールを決めチームメイトに祝福され笑顔を見せる横浜ＦＭのＦＷヤン・マテウス（左から３人目）、右端しょんぼりとする札幌ＭＦ田中宏
上：下段写真／前半１４分、先制ゴールを決めチームメイトに祝福され笑顔を見せる横浜ＦＭのＦＷヤン・マテウス（左から３人目）、右端しょんぼりとする札幌ＭＦ田中宏
上：上段写真／前半２３分、札幌ＭＦスパチョークが右サイドの田中宏からのパスを受けようとするが、横浜ＦＭのＭＦ山根に削られる、後方ＤＦエドゥアルド（５番）
上：下段写真／前半２７分、懸命にコンサドーレを後押しするゴール裏サポーターたち
上：下段写真／前半２７分、懸命にコンサドーレを後押しするゴール裏サポーターたち
上：上段写真／前半４４分、横浜ＦＭのＦＷヤン・マテウスの右サイドからのシュートを札幌ＧＫ菅野がキャッチ、手前元札幌のＦＷアンデルソン・ロペス（１０番）
上：下段写真／前半４４分、札幌ＧＫ菅野（右）が横浜ＦＭのＦＷヤン・マテウスのシュートをキャッチ、詰めていた元同僚のアンデルソン・ロペス（左）に「そうはいかないよ！」と、ばかり笑顔を見せる、ロペスも苦笑い
上：下段写真／前半４４分、札幌ＧＫ菅野（右）が横浜ＦＭのＦＷヤン・マテウスのシュートをキャッチ、詰めていた元同僚のアンデルソン・ロペス（左）に「そうはいかないよ！」と、ばかり笑顔を見せる、ロペスも苦笑い
上：上段写真／前半追加タイム３分、札幌ＭＦ駒井（右）が左サイドを駆けあがりクロスを入れる、左横浜ＦＭの山根
上：中段写真／前半追加タイム４分、札幌ＭＦ駒井のクロスは右サイドに大きくこぼれ、田中宏（中央）が改めてゴール前に持ち込みシュートする、左下横浜ＦＭのＤＦ永戸
上：下段写真／前半追加タイム４分、札幌ＭＦ田中宏のシュートを横浜ＦＭのＧＫポープ・ウィリアムが「大丈夫だ！」のジェスチャー、手前ＤＦ永戸（２番）、右ＤＦエドゥアルド、中央奥に悔しそうな札幌ＭＦ駒井
上：中段写真／前半追加タイム４分、札幌ＭＦ駒井のクロスは右サイドに大きくこぼれ、田中宏（中央）が改めてゴール前に持ち込みシュートする、左下横浜ＦＭのＤＦ永戸
上：下段写真／前半追加タイム４分、札幌ＭＦ田中宏のシュートを横浜ＦＭのＧＫポープ・ウィリアムが「大丈夫だ！」のジェスチャー、手前ＤＦ永戸（２番）、右ＤＦエドゥアルド、中央奥に悔しそうな札幌ＭＦ駒井
上：上段写真／後半３分、札幌ＭＦ菅（４番）が同点ゴールを決め、両手を広げて待つＤＦ�眸�に走り寄る、右横浜ＦＭのＭＦ渡辺（６番）は顔を覆う
上：中段写真／後半３２分、札幌ＭＦ菅（左）が青木のカットインからのクロスを左足ワンタッチの逆転ゴールを決める、横浜ＦＭのＧＫポープ・ウィリアム
上：下段写真／後半３２分、逆転ゴールを決めた札幌ＭＦ菅（４番）が表情も変えず、急ぎ定位置に戻る、並走するＤＦ�眸�（中央）が「凄いですね！」と尊敬の眼差し、左横浜ＦＭのＤＦ小池（２６番）
上：中段写真／後半３２分、札幌ＭＦ菅（左）が青木のカットインからのクロスを左足ワンタッチの逆転ゴールを決める、横浜ＦＭのＧＫポープ・ウィリアム
上：下段写真／後半３２分、逆転ゴールを決めた札幌ＭＦ菅（４番）が表情も変えず、急ぎ定位置に戻る、並走するＤＦ�眸�（中央）が「凄いですね！」と尊敬の眼差し、左横浜ＦＭのＤＦ小池（２６番）
上：上段写真／札幌ＭＦ深井（右端）が３５１日ぶりにピッチに復帰した。後半３８分に出場した深井（８番）はキャプテンマークを付け、後半４０分、右ＣＫの前にチームメイトを鼓舞、左へＭＦ菅、ＤＦ高尾（２番）、ＭＦ駒井
上：下段写真／後半４３分、札幌ＭＦ深井が駒井からのパスを受け、前線の青木（１１番）へつなぐ
上：下段写真／後半４３分、札幌ＭＦ深井が駒井からのパスを受け、前線の青木（１１番）へつなぐ
上：上段写真／後半４３分、札幌ＭＦ菅（４番）が右サイドを駆けあがり、走り込んだ駒井（右）にパスを出す、左端横浜ＦＭのＤＦ永戸（２番）
上：下段写真／後半追加タイム３分、札幌加入後の初ゴールを決めたＦＷジョルディ・サンチェス（９番）がベンチ方向へ走り出し、ＭＦ駒井（８番）がガッツポーズ
上：下段写真／後半追加タイム３分、札幌加入後の初ゴールを決めたＦＷジョルディ・サンチェス（９番）がベンチ方向へ走り出し、ＭＦ駒井（８番）がガッツポーズ
上：上段写真／この試合では勝利したもののトータルでル杯敗退、複雑な表情の札幌の選手たち、左からＭＦ深井、駒井、ＦＷバカヨコ、２得点と活躍したＭＦ菅（４番）、青木（１１番）、ＤＦ岡村、ＧＫ菅野、ＦＷサンチェス、ＭＦ小林（９９番）、ＤＦ�眸�、パク・ミンギュ（３番）
上：下段写真／サポーターにあいさつした選手たち、右からＭＦ小林（９９番）、２得点の菅（４番）、ＦＷ鈴木（７番）、ＧＫ菅野（１番）、ＤＦ中村（６番）、ＦＷバカヨコ、ＭＦ駒井（１４番）、深井（８番）
上：下段写真／サポーターにあいさつした選手たち、右からＭＦ小林（９９番）、２得点の菅（４番）、ＦＷ鈴木（７番）、ＧＫ菅野（１番）、ＤＦ中村（６番）、ＦＷバカヨコ、ＭＦ駒井（１４番）、深井（８番）
上写真／後半１９分、１−１のタイスコア、状況を見つめる札幌のペトロビッチ監督（右）と横浜ＦＭのジョン・ハッチンソン監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「今日の試合では勝利をしましたが、このルヴァンカップでは敗退をしたということで、決して喜べる結果ではありません。第１戦では最初の３０分で多くの決定機を作った展開の中で決め切れず、逆に相手に決められてリードを許す展開の中で、退場者を出して点差が開くという試合でした。
今日に関しては少し、選手たちは慎重に入り過ぎたのか、逆に今日の最初の３０分間はあまり良い出来ではない中でスタートしてしまった。ちょっとしたミスから先に失点をしてしまい、我々がもっていきたい展開にもっていくことが出来なかった。後半は自分たちの戦い方を維持する中でチャンスは十分作れていたと思うし、得点も３点取れた。ただし、その得点数では十分ではない中で我々は（２戦合計スコアで）敗れました。もう少し得点が取れていれば、というゲームでした」
■横浜Ｆ・マリノスのジョン・ハッチンソン監督のコメント（一部抜粋）
「まず次のラウンドに進めることが出来てうれしく思います。前半は自分たちがやろうとしていたサッカーがしっかり出来た。攻守ともに一人ひとりがやるべきことをやってくれたと思う。その中で我々が大事にしているハードワークを特に前半は出せた。後半はいくつか良い部分がありながらも、それ以上に自分たちのサッカーがまったく出ない展開となってしまった。正直、前半で２試合合計スコアが７−１になり、メンタル的な部分で緩んだところがあったかなと思う」
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「今日の試合では勝利をしましたが、このルヴァンカップでは敗退をしたということで、決して喜べる結果ではありません。第１戦では最初の３０分で多くの決定機を作った展開の中で決め切れず、逆に相手に決められてリードを許す展開の中で、退場者を出して点差が開くという試合でした。
今日に関しては少し、選手たちは慎重に入り過ぎたのか、逆に今日の最初の３０分間はあまり良い出来ではない中でスタートしてしまった。ちょっとしたミスから先に失点をしてしまい、我々がもっていきたい展開にもっていくことが出来なかった。後半は自分たちの戦い方を維持する中でチャンスは十分作れていたと思うし、得点も３点取れた。ただし、その得点数では十分ではない中で我々は（２戦合計スコアで）敗れました。もう少し得点が取れていれば、というゲームでした」
■横浜Ｆ・マリノスのジョン・ハッチンソン監督のコメント（一部抜粋）
「まず次のラウンドに進めることが出来てうれしく思います。前半は自分たちがやろうとしていたサッカーがしっかり出来た。攻守ともに一人ひとりがやるべきことをやってくれたと思う。その中で我々が大事にしているハードワークを特に前半は出せた。後半はいくつか良い部分がありながらも、それ以上に自分たちのサッカーがまったく出ない展開となってしまった。正直、前半で２試合合計スコアが７−１になり、メンタル的な部分で緩んだところがあったかなと思う」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
