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北海道サッカー協会事務総長の役割とは

17・02・11
 昨年1月より公益財団法人北海道サッカー協会に新しく事務総長というポストが置かれ1年が経過した今、初代事務総長を務める石井亮氏(56歳)に役割と今後の展望を聞いた。

 「私を含め全国9地域に、それぞれ事務総長が置かれました。北海道以外の地域については、何県かの協会をまとめる形で事務総長がおります。そして、地域協会の課題を日本サッカー協会に上げたり、または日本協会から地域への伝達役など両面での役割を期待されております」と、石井事務総長が説明してくれた。

 主な役割をまとめると次の5つ。まずは日本サッカー協会から地域協会への正しい伝達、逆に地域協会から日本サッカー協会への現場の声や課題をくみ上げる役割。その他、大会運営のスポンサー確保などのマーケティング面、サッカーの普及・育成・強化につながる事業の推進、事務局の管理・運営などである。

 「昨年からできた新しいポストということもあり、正直手探りの1年でもありました。その中、北海道サッカー協会の役員やスタッフとの連携体制も整い、既に国体につながるユース年代の強化策などを実行するなど、円滑に進んでいるのではと感じています」。石井事務総長がにこやかに語る。

 石井事務総長は元株式会社北海道フットボールクラブ(現会社名株式会社コンサドーレ)の育成部長を長く務めた現場経験がある。さらに元々は、スポーツメーカーのビジネスマンという経歴も持ち、地域のサッカーファミリー増大につながるようなマーケティング戦略においても手腕が期待される人材だ。

 「自分自身、サッカーに長く関わらせていただいたので、何らかの形で恩返しがしたいと思っていました。コンサドーレ時代はプロクラブの強化と選手育成の面から、今後は本道全体の普及に視野と活動の場を広げて貢献していきたいと思っております」と、今後に向けての決意でまとめた。


 上写真/公益財団法人北海道サッカー協会事務総長の石井亮氏。2月3日、北海道フットボールセンター内にて撮影


 上写真/事務総長の役割と今後の事業展開について語る石井氏

編集部